
Place(造り手の選択と覚悟)
なぜ、マダガスカルでラム酒を造るのか
品質のいいラム酒を造るため、
蒸溜所のオーナーは2014年にマダガスカルへやってきた。
当初は、マルティニークやカーボベルデで
生産したラム酒をスイスで再蒸溜し、
ブランドを立ち上げる構想を描いていた。
しかし、品質を最優先に考えた結果、
その方法でのラム酒造りは選ばなかった。
納得できる品質を実現するには、
彼自身の手で造るしかないと判断したからだ。
彼にとって何よりも大切なのは、
心からおいしいと思えるラム酒であること。
そして、翌日に残らない酒であること。
現在はサトウキビ畑を持ち、設備を整え、
日々ラム酒造りと向き合っている。
マダガスカルでラム酒を造ることは、
決して簡単ではない。
気候や環境、設備、日々の現場管理まで、
多くの工程に自ら目を配り続ける必要がある。
それでも彼は、時間と手間を惜しまず、
土地・発酵・蒸溜・熟成のすべてに責任を持っている。
彼のラム酒には、
時間と手間、そのすべてが詰まっている。